肝臓・胆嚢・膵臓
肝臓・胆嚢・膵臓

肝臓の機能が低下すると、老廃物や毒素の代謝が滞り、体に疲労物質がたまりやすくなります。胆嚢や膵臓の病気では、消化や栄養吸収の不調が起こり、体全体のエネルギー不足につながります。上記の症状が長く続くときは医療機関での検査・相談が大切です。
これらの消化器疾患以外の感染症、心疾患、糖尿病、ホルモン異常(甲状腺・副腎)、悪性腫瘍、うつ病・心身症等の疾患でも倦怠感はみられますので、早目の受診をお勧めします
ウイルス感染や薬、アルコールなどが原因で肝機能が低下し、疲労物質の処理がうまくいかなくなることで倦怠感が強く出ます。
肝臓の線維化が進み、代謝機能が大幅に低下することで、全身のだるさや食欲不振、浮腫などを伴います。
脂肪が肝臓にたまり、機能が落ちることで慢性的な倦怠感を感じることがあります。
進行すると肝機能の低下や全身の栄養状態の悪化により、強い倦怠感が現れます。
胆汁の流れが悪くなり、炎症や感染を起こすことで発熱や倦怠感、右上腹部の痛みが出ます。
進行に伴って肝機能が障害され、体のだるさや体重減少を伴うことがあります。
膵臓の炎症により消化酵素の働きが低下し、栄養吸収が悪くなることで倦怠感や体重減少が見られます。
初期は自覚症状が乏しいものの、進行により全身の倦怠感、食欲不振、黄疸などが出現します。
体の「むくみ」は、体内の水分バランスが崩れ、皮下に水分がたまることで起こります。肝臓・胆嚢・膵臓の病気が原因でむくみが出る場合、体の代謝や循環の仕組みに深く関係しています。足のむくみが続く、顔が腫れぼったい、体重が急に増えるといった場合は、早めの受診が大切です。
これらの消化器疾患以外でも心疾患(心不全等)、腎臓疾患(腎不全等)、ホルモン異常(甲状腺疾患)、深部静脈血栓症、リンパ浮腫でもむくみがみられます。
肝臓の機能が低下し、アルブミン(血液中のたんぱく質)が減少することで水分が血管外に漏れ、足のむくみや腹水が現れます。
長期にわたる炎症で肝機能が低下すると、体の水分バランスが崩れ、むくみの原因になります。
代謝機能の障害によって血液中のたんぱく質が減少し、むくみを引き起こすことがあります。
胆汁の流れが悪くなると、肝機能が影響を受け、間接的にむくみが生じることがあります。
胆汁の流れが塞がれることで黄疸や肝機能障害が進み、全身の代謝が悪くなり、むくみが起こることがあります。
長期間の炎症が続くと、肝臓の働きにも影響し、軽いむくみが見られることがあります。
消化吸収障害によって低たんぱく血症を起こし、全身にむくみが現れます。
腫瘍が血管やリンパの流れを圧迫すると、下半身のむくみが生じることがあります。
みぞおちの痛みは、肝臓・胆嚢・膵臓などの上腹部にある臓器の異常で起こることがあります。これらの臓器は互いに近く、痛みの場所が重なりやすいため、原因の見極めには注意が必要です。
肝臓が炎症で腫れると、肝被膜(肝臓を包む膜)が引き伸ばされ、みぞおちに重い痛みや圧迫感が出ることがあります。
進行するとみぞおち全体に鈍い痛みや違和感を感じることがあります。
脂っこい食事の後などに、みぞおちに差し込むような強い痛みが出ることがあります。
胆汁の流れが悪くなり、みぞおちに鈍い痛みや張りを感じることがあります。
強いみぞおちの痛みが突然起こり、背中まで響くような痛みが特徴です。吐き気や発熱を伴うこともあります。
食後に鈍いみぞおちの痛みや背部痛が続くことがあります。
膵臓の上部(膵頭部)にがんがある場合、みぞおちや背中の鈍い痛みが続くことがあります。
肝臓が腫れて重苦しい鈍痛や圧迫感を感じることがあります。
肝臓が大きくなることで右上腹に張りや違和感が出ることがあります。
食後に右上腹からみぞおちにかけて強く差し込むような痛みが起こり、背中や右肩に放散することもあります。
持続的な右上腹部の痛みとともに、発熱や悪寒、吐き気、黄疸を伴うことがあります。
強い持続的な痛みがみぞおちから右上腹部にかけて起こり、背中へ放散するのが特徴です。
初期には鈍い右上腹部痛や違和感から始まり、進行すると黄疸や体重減少を伴います。
体重減少を起こしやすい疾患としては悪性腫瘍、精神神経疾患、消化器疾患、ホルモンの病気などが挙げられます。
この他にも、心肺疾患、飲酒・薬剤の影響、HIV感染症等も原因となりうる為、早目の受診をお勧めします。
肝機能の低下により、栄養の代謝や貯蔵がうまくいかず、筋肉や脂肪が分解されて体重が減少します。食欲不振や倦怠感も加わり、徐々に痩せていくことがあります。
食後の上腹部痛や吐き気、脂っこい食事を避ける傾向から、摂取量が減って体重が落ちることがあります。
胆汁の流れが悪くなることで脂肪の吸収が障害され、食欲不振や黄疸を伴いながら体重が減少します。
消化酵素の分泌が低下し、脂肪やたんぱく質の吸収が不十分になるため、下痢や脂肪便を伴って体重が減少します。
がんの進行による代謝異常、膵液の流れの障害、食欲不振などが重なり、短期間で著しい体重減少を起こすことがあります。
黄疸(おうだん)は、血液中のビリルビンという色素が増えることで、皮膚や白目が黄色くなる状態を指します。肝臓・胆嚢・膵臓の病気でよくみられる症状のひとつです。見た目の変化だけでなく、尿や便の色の変化に気づいた場合も、早めの検査が大切です。
ウイルス感染(B型・C型など)や薬、アルコールなどによって肝細胞が障害され、ビリルビンの処理が低下することで黄疸が現れます。
肝細胞の機能低下と胆汁の流れの悪化により、血中ビリルビンが上昇します。
胆石が胆汁の通り道を塞ぐと、胆汁が肝臓側へ逆流し、皮膚や白目が黄色くなります。
炎症により胆汁の流れが妨げられ、黄疸を伴うことがあります。
腫瘍が胆汁の通過を阻害することで、閉塞性黄疸を起こします。
胆管を圧迫または閉塞することで胆汁が流れず、黄疸が出やすい代表的な疾患です。
胆管や膵管の炎症・線維化によって胆汁の流れが悪くなり、軽度の黄疸を伴うことがあります。
皮膚や白目の黄ばみ、尿の濃さ、便の色の変化などに気づいたら、早めの検査が必要です。
背中の痛みは、肝臓・胆嚢・膵臓の疾患でも現れることがあります。これらの臓器はお腹の奥(後腹膜側)に位置しており、炎症や腫瘍などの刺激が背中側にまで伝わるためです。
肝臓自体には痛みを感じる神経が少ないため、腫れや腫瘍が進行して肝被膜(外側の膜)を引き伸ばすことで、右肩や背中の鈍い痛みとして感じることがあります。
胆嚢のけいれん的な痛み(疝痛)が右上腹部から背中、特に右肩甲骨の下あたりに放散することがあります。
炎症が進むと持続的な背部痛を伴い、発熱や吐き気、黄疸を伴うこともあります。
膵臓は背中側に位置しており、炎症が起こるとみぞおちから背中(特に左側や中央)にかけて強い痛みが放散します。
初期は自覚症状が乏しいですが、進行すると膵臓周囲の神経や臓器を圧迫し、背中の深い痛みが出ることがあります。
背中の痛みは、筋肉や骨格の異常でも起こるため見逃されがちですが、食後に痛みが強まる、みぞおちにも痛みを感じる、体重減少や黄疸を伴うといった場合は、消化器系の病気が関係している可能性があります。
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